前回に人材紹介会社を立ち上げ2週間を経過した時点での、リアルな数字の話をしました。
そちらでも話をした内容【応募者と連絡が取れない】というお話。
今日はこのあたりについて話をしていきます。
こんな問題に対して書いています
- 仕事の応募をしてきたのになぜ電話に出ないの?
- 電話?メール?ショートメッセージ?連絡を取りやすくするやり方
- 自分本位の考えにならないように
応募者と連絡が取れない事は死活問題
人材紹介会社にとって、応募者は見込み顧客です。
顧客になり得る人に対して、連絡が取れないという事はまさに死活問題で一刻も早く改善をしなくては商売になりません。
今時の若い世代は本当に電話が繋がらないなあ・・・ってぼやいてる場合ではなく、どうしたら連絡が取れるようになるかを考えるべき。
そのためには、応募者の心理・環境などを考えてみる必要がありそうです。
なぜ電話に出ない?
シンプルに知らない電話番号からの電話は普通出ません。
これは私もそうです。
人間生きていると何かと面倒事や、話したくない人、タイミングってやつがあるもんです。
たとえ平日のまだ人々が活動をしている時間帯であっても、その人にとってはそうではなくてスマートフォンを使って
・ゲームをしていた
・漫画を読んでいた
・ラインしてた
・調べものをしていた
などなど、電話に出たくない理由があるのかも知れません。
スマートフォンを使い始める年齢は、現代では小学校高学年~中学生ぐらいには使い始めている子達が多いようです。インターネットやSNSを、ほぼ年齢が一桁の頃から使い始めている事を考えると時代は変わったなあと感じますね。
そもそもなぜ電話に出ないのか?という問題ですが、現代の情報化社会を鑑みれば当たり前と言えば当たり前のようにも思えます。
現代ではほとんどの人がコミュニケーションを取る時は、ラインやSMS(ショートメッセージ)などのメッセージアプリを使ってやり取りをしているはずです。
インスタグラムやフェイスブック、ツイッターのDMなどでやり取りをしているケースも多く、そもそも電話番号を使うという機会がありません。
ラインがあればライン電話を使う事も出来るので、ますます電話の必要性はなくなります。
普段ここまで使う事のない電話に、いきなり登録をしていない番号からかかってきたらそりゃ不審に思うはずです。
営業電話?詐欺?間違い?
緊急性の高いものであればメッセージが来るだろうと考えたりもします。
知らない電話番号から電話がかかってきたら、たいていの人は一度その電話番号を調べるはずです。
番号を調べて自分にとって必要な電話であれば折り返す、必要ないと思ったのであれば折り返さないという行動パターンになっています。
どうやったら連絡が取れる?
前項を踏まえて考えてみると、メッセージアプリであるラインを筆頭にテキストベースでのコミュニケーションを現代は主流という事が一目瞭然。
初回から電話をかけて通じるのは、私の感覚だと30代後半~以降の年代になってくるかと感じています。
ですので、応募者に対してのファーストコンタクトはメール・SMS(ショートメッセージ)が無難です。
なぜ連絡をしたのか?という要件をメッセージで伝え、その上で直接話をしたいのであれば発信元の電話番号を相手に提示をし、相手から了承を取った上で電話を掛けるという感じです。
身元を明らかにする
メッセージにせよなんにせよ、身元を明らかにするという事が重要。
連絡をしてきた人間はどこの誰で、何の為に連絡をしてきたのかという事を応募者に伝えないと連絡は取れません。
それらの情報を伝えた上で、何か信頼の出来るWEBサイトなどがあった方が良いです。
身元を明らかにしても連絡が取れない・・・となった場合、その応募者にとって魅力を感じられなかったか、他で決まってしまったのか、別の理由なのか、といった事を考える事が出来ます。
想像の域を超えませんが、やはり自分に対して信頼が無い・魅力を感じないのが大方の理由だと思います。
連絡が取れなくても一回では諦めない
上記の理由から一回目ではなかなか連絡が取れないケースも多々あります。
しかし、一度や二度で諦める事はするなかれ。
求人と求職者の状況は変化しやすいので、連絡が取れなくて無礼な奴!と決めつけずに対応をした方が良いです。
これは実際にあった例ですが、WEBでの面談を予定していた方が当日の時間になっても現れなかった為、こちらからメールで確認の連絡を入れました。
面談予定者が現れないのはいつもの事なので、特段気にもせず「何かありましたか?ご連絡くださいね~」的な感じで送ったところ
・携帯が濡れてしまって壊れた
・修理に時間がかかり連絡を取る手段がなかった
との返答が面談予定時間の3時間後に来ていたのです。
本当か嘘かはどうでもよくて連絡が繋がったという事実。
この人を企業に紹介するチャンスがまた出てきたという事が、何より一番大事な事実です。
こういうケースでなくとも、今すぐは転職は難しいけど2か月後を考えているといった求職者の方は非常に多いです。
応募者(求職者)と連絡が取れるような関係性を構築する。という事が今後の売上に繋がる可能性になります。
連絡が取れなくて見切ってしまうのはいつでも出来ますから、まずは相手に対して連絡を試みる事。
ダメでも元々なので、連絡が取れなかったからと言って精神的なダメージがあるわけではありません。
まとめ 電話に出ない人に対しての対応
まとめです。
・知らない電話番号には出ない事が前提
・コンタクトのファーストチョイスはテキストベース
・身元を明らかにし相手の了承を得たら電話出来る
・一度や二度繋がらないからといって諦めない
相手の立場に立って、自分都合でものを考えないという事を応募者の方との対応で改めて考え去られています。
応募をしてきたのだからこちらの連絡に出るのが当たり前だ
連絡が取れないなんて失礼な奴
こんな風に頭ごなしに評価を決めてしまうのは、後々を考えても良くないですね。
というより、人材紹介は企業と求職者を繋げる仕事で、相手の立場に立てなくなった時点で紹介のプロとしてはヤバイですよね笑
基本的な事を忘れないように今日も精進。