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【ボーナストラック】下北沢に出来た新しい「街」BORNUS TRACK

2020年にオープンした下北沢~世田谷代田間にある「ボーナストラック」。

時間がゆっくり流れていて、芝生やベンチも置いてあり、どんな人でも気持ちの良い時間を過ごせる場所です。

今日はボーナストラックのお店や、ボーナストラックが取り組んでいる事などを、近所に住んでいる僕がお話していきたいと思います!

駅からボーナストラックまでの行き方は↓

 

BORNUS TRACKって?

ボーナストラックは株式会社散歩社が運営する、簡単に言えば下北沢と世田谷代田の中間にある「街」です。散歩社って名前すごく良いですよね笑

飲食店、古着屋、物販、不動産、カフェ、本屋はもちろんコワーキングスペースシェアキッチンもあり、フリーランスや個人事業主として活動している人向けの設備もあります。

元々、ボーナストラックがある場所は下北沢~世田谷代田まで小田急線の線路があった場所。

散歩社の小野裕之さんと内沼晋太郎を中心に線路がボーナス的に使える、線路跡=トラックで「ボーナストラック」と名付けたそうです。

そして、今後テナントを募集するにしても若い人のチャレンジの受け皿になりたいという想いがあるようです。

正確な賃料は分かりませんが、下北沢のテナント賃料の相場より抑えた設定に現在もなっており今後も賃料を上げる事は考えていないそう。

賃料が上がると、個人店や資本を持たない人の出店や参画が難しい状況になり、会社の体力があるチェーン店ばかりになってしまう事を避ける為。

これはすごく良いと感じます。

下北沢の良さの一つに、下北沢にしかないお店や人があります。

チェーン店の良さは良い意味でも悪い意味でも全部一緒。

チェーン店の出店が続けば、それはもはや下北沢では無くなってしまう・・・。っていう考えは僕も同じです。

 

そんなボーナストラックには、どんなお店や施設が入っているのでしょうか?

BORNUS TRACKに入っているお店

2020年9月現在にボーナストラックに入っているお店は13店舗。それぞれが他の街にはない独特な営業コンセプトを持ったお店ばかり。

どんなお店か見ていきましょう。

 

大浪漫商店(BIG ROMANTIC STORE)

 

大浪漫商店(BIG ROMANTIC STORE)

 

大浪漫唱片(BIG ROMANTIC RECORDS)東京と台湾を繋ぐ音楽レーベル

アジアのインディーズカルチャーの発展を担っているレーベルで、アーティストのプロモートからフェスのブッキング、メディア、イベントのプロモーションを行っています。

そのレーベルショップが大浪漫商店(BIG ROMANTIC STORE)です。

日本でも人気のルーローハン専門スタンド店内はレーベルグッズの販売も行っています。

営業時間 11:00~23:00

定休日 なし

 

恋する豚研究所 コロッケカフェ

恋する豚研究所

株式会社恋する豚研究所が運営するコロッケカフェ。

まず名前が面白いですよね笑

この名前の由来は豚が生産者に恋をしてしまうほど愛情を注いで育てられた豚であることが由来。

実は恋する豚研究所は千葉県・香取市に恋する豚研究所フラッグシップストアがあり、千葉県・船橋市にLUNCH TABLEをそれぞれ出店しています。

フラッグシップストアでは、生姜焼き定食やハンバーグ定食を提供しているほか、肉・ハムの販売、恋する豚研究所が発見した美味しいものを取り揃えています。

船橋のLUNCH TABLEでも定食とハムの販売をしています。

そして、ボーナストラックのコロッケカフェ。

恋する豚と千葉の芋を使ってコロッケを提供しています。

持ち帰りも出来るので、散策がてら片手にコロッケというのアリですね。

営業時間 11:00~21:00

定休日 なし

 

本屋 B&B

本屋B&B

2012年から下北沢で店を構える新刊書店。

B&Bは「ブック アンド ビアー」の略。名前の通り、本を読みながらビールを飲める珍しいお店。

もちろんソフトドリンクもあるので、コーヒーやジュースを飲みながら・・・って事も出来ます。

2020年ボーナストラックの開業に伴って、移転リニューアルしました。

ここの本屋さんは、よくある「〇〇も絶賛!!」みたいなオススメの仕方はしないのが特徴。

本当に自分が読みたい一冊を、本棚から手に取って自分の感覚で選ぶというスタイル。

今の時代、SNSや動画などで情報は簡単に手には入ります。

本に限らず音楽もそう。

90年代?ぐらいだったかな・・・。イギリスの音楽ショップには、ジャケ写も何も無いタイトルだけのデモテープが委託販売のような形で置かれていたそうです。

音楽そのものだけで判断する。という、今の時代では考えられない当時のイギリスインディーズミュージックシーンと、誰かからのレコメンドがない本屋B&B。共通するモノを感じます。

ボーナストラックに移転してからは、著者のトークショーイベントなどを行っているそう。

営業時間 11:00~21:00

※早朝英会話は6:25~9:30(火・水・金)

定休日 なし

 

発酵デパートメント

 

発酵デパートメント

 

「世界の発行みんな集まれ!」が合言葉。

発酵食品を食べると、乳酸菌やビフィズス菌が腸内の免疫力を高める事で体の免疫力がアップ!

その土地ならではの食材や風土を使う発酵食品を、世界中から集めているお店です。

店内にはカフェのような飲食スペースもあり、物販コーナーも併設。

更に、公式サイトから通販でのネットショッピング、サブスク(定額制)もやっています。

食べた瞬間に茶碗を二度見する玉子かけご飯醤油&鰹節ふりかけセット」や「どう転んでも美味しくなる革命的調味料セット」など、思わず手に取ってしまいそうな商品名w

発酵食品って言うと、何となく年配の方とか地味な印象がありますがこんな風にポップなネーミングが付いていると、親しみやすく入りやすくなりますね♪

既にテレビなどにも取り上げられて、ボーナストラック内の中でもひと際目立っている印象のお店です。

物販エリア
【平日】12:00-19:00
【土日】11:00-19:00

飲食エリア
【平日】12:00-22:00(17:00から予約制ディナーと角打ち営業)
【火曜】予約制ディナーはお休み

定休日 水曜日

 

bed

 

bed

 

ヴィンテージ&セレクトの一点ものをリメイクしてオリジナルブランドも展開しています。

下北沢駅西口に1号店があり、ボーナストラックの「bed」は2号店。

1号店は下北沢駅西口目の前にあるので、どちらかというと若い世代向け。

ボーナストラックに入っている2号店は、近隣住民やボーナストラックの客層に合わせたものをセレクトして販売しています。

例えば1号店はスカートの丈が短めだけど、2号店は少し長めのもの。

雰囲気のある店内は、撮影スタジオとしても貸し出しを行っていてPVやMV、ジャケット写真などにも使われています。

※写真 bed公式サイトより

天気の良い今の時期なんかは、芝生スペースにも商品を出しており飲食店が多いボーナストラックの中でも目の引くお店です。

営業時間 12:00~20:00

定休日 なし

 

why__?

why_juice?

 

コールドプレスジュースとは、低音低圧圧縮方式という方法で絞られたジュースです。

この製法により栄養素の吸収率65%、消化にかかる時間が10分~15分程度と従来のジュースミキサーと比べて、栄養素の吸収率も消化にかかる時間も大幅にアップさせたのが特徴のジュースです。

代官山・葉山にあるwhy juice?が下北沢のボーナストラックに「why__?」として出店しました。

店内とテラスにも席があるので、ディナー前の夕暮れ時なんかは憩いの場として使われています。

ジュースの他に、ジュースを絞った際に出る野菜を使ったベジラップも置いてありますので、小腹が空いた時にも丁度良い感じ◎

なんかボーナストラックは、夜は夜でもちろん良いんですが昼・夕暮れ前の時間はより雰囲気が柔らくて、とても良い雰囲気。

営業時間 12:00~20:00

定休日 なし

 

胃袋にズキュンはなれ

下北沢熟成室、カレーの惑星の姉妹店。(共に食べログ評価3.56と3.68の名店)

本店は下北沢一番街にあるピンクの扉が目印のお店です。

まあ店名が面白いですよねw

しかしやっている事は至って真面目。

本店はフレンチをベースとしたお店ですが「胃袋にズキュンはなれ」はお酒とお菓子。

ケークサレ(甘くないケーキ)にサバ味噌を練りこんでみたり、酒かすとクリームチーズを練りこんだベイクドチーズケーキなどを出しています。

お菓子と一緒に軽く飲みながら、日々忙しい親御さんが少しだけ日常を忘れて時間をゆっくり感じられる、実にボーナストラックらしい楽しみ方が出来るお店です。

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pianola records

 

pianola records

 

世界中のユーニクなサウンドのレコード、CD、カセットテープを販売しています。

デジタルミュージュック全盛期の今の時代に、アナログ盤を扱っていて更にカセットテープの取り扱いもあるというかなり珍しいお店。

70年代、80年代は録音する機材も今とは比べ物にならないほど揃っていない時代に発表された音源。

4トラックや8トラック、ラジカセのピンポン録音を使って録られた音はまさに時代の音です。

古臭くてザラついていて懐かしい音。

下北沢にこういうお店があると、雰囲気がよりシモキタっぽくてなんか良いですよね。

自主レーベル「conatala」の運営もしており、店内はレーベルグッズも販売中。

営業時間 14:00~23:00

定休日 木曜日

 

ADDA(アッダ)

大阪のインドカレー「ボタ」とスリランカカレー「デッカオ」というお店がコラボしたお店。

インドカレーは日本人にも浸透して大分馴染みがありますが、スリランカカレー??とはどういうものか。

スリランカは南インドと近いので、使っている具材も似ていますがスパイスを潰してから使うのが特徴。ココナッツがよく取れるので、油を使わずにココナッツミルクをベースにカレーを作るようです。

具材は鶏なら鶏といった1種類だけの具材で作るのも特徴。

インドとスリランカのいいとこ取りのカレー屋さんです。

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本の読める店 fuzkue

 

fuzkue

 

読めるではなく本読める店。

コーヒー1杯でも何時間でもオーケー。

「いつか行くフヅクエ券」は有効期限10年間。

「会話のない読書会」は同じ場所でただ同じ本を読むだけの読書会。

こんな面白い取り組みをしているお店。

約束された静けさで本を読む至福。

営業時間 12:00~24:00

定休日 無し

日記屋 月日

 

日記屋 月 日

 

日記の専門店ってなんだ?

日記にまつわるコト・モノ、日記を誰かに読んでもらいたい人。

そんなものを扱っているのが日記専門店「月日(ツキヒ)」。

古今東西、色々な日記を扱っていて日記を「月日」で日記を売る事も可能。

日記帳、文具なども扱っています。

 

お粥とお酒 ANDON

 

ANDON

 

ボーナストラックのプロデューサー・小野裕之さんが運営するANDON。

日本橋のおむすびスタンドが、ボーナストラックにお粥とお酒の飲食店として出店したお店です。

朝からお粥が楽しめて、夜はおでんとお酒という渋いラインナップ。

「ホッと、整う一日のはじまり。」がコンセプト。お粥は体調が悪い時に食べるイメージがありますよね。消化が良くて色々な味を気軽に食べられるお粥は、朝から食べるのにも最適。

一日の始まりをお粥からっていうコンセプト。なんかほっこりします。

 

omusubi不動産

 

omusubi不動産

 

古民家や廃ビルをリノベーション、再生可能物件として扱っている不動産。

アーティストやクリエイターをはじめとして、新規出店を考えているオーナーに向けて他にはない物件を扱っています。

千葉県松戸市が本店、ボーナストラックは2号店になります。

ホームページには、コンセプトでもある古民家や廃ビルが生まれ変わった姿で紹介されています。

ライター限定の物件なども紹介されていて、様々な活動をしている方にも有益な不動産です。

 

ボーナストラックの感想

2020年4月1日の開業でしたが、コロナの影響真っただ中の時だったので本格的に動き始めたのは6月に入ってからだったと思います。

歩いて1分ぐらいのところに住んでいる僕としては、この施設はすごく良い。

何が良いかって雰囲気・空気感。

ボーナストラック周辺は、時間がゆっくり流れている感じがしてホッコリするんですよね。

出店しているお店もその空気感にピッタリで、誰もがゆったりとした感覚を感じるはずです。

その証拠にお子さん連れやカップルがのんびり散歩をしていたり、夜になればいかにも気の合う仲間って感じの人達がテーブルやカウンターに座ってる様子が本当に良い雰囲気なんですよね。

この前夜にボーナストラックを通りかかったらアマビエが燦々と輝いてました笑

下北沢に立ち寄ったら、一度は行ってみて下さい。

きっと一人でも行きたくなる場所になるはずです。

 

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