・自炊って本当に節約になるの?
・みんな一か月の食費ってどれぐらい?
・どうやって節約しているの?
・自炊した事ないから良く分からない
このような悩みを持っている人に、今日はお話をしていきます。
結論から言えば、食費の節約方法は
- 1か月に使えるお金を決めちゃう
- 自炊・外食合わせて月収入の25%以内
- 冷凍
この3点を実行すれば節約になります!
今日の記事を読み終えた時、具体的な食費の節約方法や自炊を続けていくコツなどが分かります。
一人暮らしの食費1か月平均額
みんな一か月の食費ってどれぐらいなんでしょうか?
学生平均
学生の1か月の平均食費は約23,600円。※平成30年度学生生活調査結果より
1日当たりの平均食費は約762円という結果。
今の時代、あんまり朝ごはんを食べるというイメージが無いのは僕だけでしょうか?
学生は昼と夜の2食だけっていうイメージ。
34歳以下の1か月平均食費額
2020年4月~6月の家計調査 家計収支編 単身世帯による最新調査の結果では、34歳以下の1か月平均食費額は30,237円。
前年の2019年4月~6月は43,170円なので、▲12,933円と約30%も減少しています。
これはコロナウイルスの影響で外食費・交際費が減った事が考えられます。
2018年1月~2019年12月までのコロナウイルス影響が無かった時期の平均金額は42,990円です。
食費を節約する方法
平均食費の金額が出たとしても、あくまでも目安であってあなた自身に当てはまるとは限りません。
そこで目安となる数字が
食費は月収入額の15%~18%を目安にするという事。
収入額×15%~18%という計算式です。
今現在の自分自身の収入額から計算すれば、目安となる数字が見えてきます。
その数字を踏まえた上で以下の方法で1か月の食費を抑えていきましょう。
1か月に使える食費の金額を決める
これが一番効果的だと思います。
上記の例でいけば、月収入額の15%~18%しか食費に使わないという事。
この方法を実行するのには、無料の家計簿アプリで支出を管理する方法が一般的かと思います。
しかし、無料とは言えいちいちアプリをダウンロードしたくない。無料のアプリって広告がウザイ!って方は、財布を分けてしまう事をオススメします。
食費用の財布には、もうその金額しか入れないで買い物は食費用の財布からしか使わないのです。
これは貯金をする時の常套手段でもありますね。
貯金する金額をあらかじめ抜いてしまい、残った金額で生活のやりくりをするというやり方。
この方法の良いところは、面倒な家計簿入力などをしなくて残金が見えるので、自発的に無駄なものを買わないようになるところです。
残金が財布を開けば見えるので、残り〇〇日でいくら・・・という風に、勝手に支出の計算を始められるのも良い点の一つです。
お菓子、飲み物は極力買わない
これも食費の節約に大事な項目。
スーパーやコンビニに行くと、お菓子や飲み物ついつい買っちゃいますよね?
これを辞めましょう。
節約となると、1万円とか大きな金額を見てしまいがちですが、実は100円200円の無駄な出費を抑える事の方が大事です。
理由は簡単で、100円200円といった小さい金額でも毎日続けばあっという間に5千円を超えます。
飲食店のロス管理と考え方は近いかな?
ロスを無くせば、それってそのまま利益になるんですよね。
収益改善の必須項目です。
食材は冷凍
育った家庭環境や今までの文化もあると思いますが、食材は冷凍をしましょう。
玉ねぎ、ニンジン、じゃがいもなどの根菜類は日持ちするから、ある程度は冷蔵庫でいけます。
冷凍すべき食材の筆頭は肉類、米ですね。
僕は豚バラ肉が好きでしょっちゅう買うのですが、200グラム前後を買って大体使うのは120グラム~150グラム前後。
この残り50グラムとかを残しておくって、面倒くさい・・・って思うかもですがここの一手間が節約に繋がります。
後述しますが、50グラムの肉でメインの料理っていう訳にはいきません。
そこで野菜をメインとした料理に肉を添えるという感じで使えるんです。
200グラムの肉を買ったら、一日目は肉メイン+野菜、二日目は野菜メイン+肉ってイメージ。
冷凍出来るものはガンガン冷凍しましょう。煮物料理なんかも冷凍出来るので、煮物を作った日は冷凍チャンスです。
この冷凍で翌日の夕飯もいけますから、時短にもなりますしね。
自炊が苦手!今の時代は色々なサイトがあります
とは言っても、自炊って苦手・・・やったことねーし!っていう人もいると思います。
でもせっかく一人暮らしをしているなら、自炊は一人暮らしの楽しみの一つでもありますよ?
周りに一人暮らしをしている人がいるならば、メニューとか献立の共有も出来るし、何より話のネタにもなります。
メニューに苦労するあるある みたいな感じで笑
料理用語、料理の基礎を覚えるサイト
料理を始めようってなって、料理サイトを見ても知らない事っていっぱいあるんですよね。
例えば水1カップって何グラムよ?〇〇ccって何!とか。
そこで便利サイトのご紹介。
【部屋選び】横浜で家賃5万円以下の賃貸物件ってどんな部屋?でも紹介した王様カエルの計算ツールっていうサイト。
このサイトなぜかギターコードも調べられます笑
それともう一つ。みんなの知識ちょっと便利帳というサイト。
小さじ1杯=5ml、5ccなど、分かりやすく一発で変換してくれています。こちらもブックマーク必須のサイトですね。
クラシル
料理レシピ動画サービスのクラシル。料理レシピと言えば「クックパッド」が知名度は圧倒的に有名ですが、僕としてはクラシルの方が断然使いやすい。
その理由は、全てのレシピが動画から始まるから。
文字だけだと読むのが面倒だったりするのですが、動画だとサラっと全体像が掴めてイメージがしやすいんですね。
またクラシルのレシピは管理栄養士の監修のもと、クラシル専属の調理人「クラシルシェフ」と呼ばれる方々がレシピを考案して、動画・テキストに起こしているので信頼性抜群。
ユーザー目線で書かれているなーと感じる事が多く、非常に見やすいサイト。
自炊苦手・・・。自炊とか無理だし・・・。っていう自炊初心者の人にも絶対使いやすいオススメサイトです。
クックパッド
料理レシピサービスの元祖とも言えるサイトです。
クックパッドは「みんながつくってる」感じで、学生から主婦、プロの料理人まで誰でも自由にレシピを投稿出来るというサービス。
なので、時短料理だとかレシピをそこまで正確に見なくても大丈夫っていう、ある程度料理に慣れた人が使うサイトなのかも。
レシピ数は約337万レシピと、ウソみたいなレシピ数が掲載されています。が、そんなに作れないですよね笑
しかしこのレシピ数は、みんなが投稿出来るっていう特性を活かした数字です。
お気に入りのレシピを上げている人を見つければ、その後も自分のレパートリーを増やせる可能性大。
YOUTUBE
僕自身はあまり使ってはいませんが、ユーチューブもレシピや作り方を見つけるのには有効な手段。
大食い系ユーチューバーが多い印象がありますが、動画を上げている人は皆しっかりレシピを載せて見やすく分かりやすく動画の構成を作っています。
ユーチューブ動画は何といっても、実食があるので作った料理の美味しさや楽しさがダイレクトに伝わってくるのが良い点。
クラシルもそうですが、やっぱり動画は非常に見やすいし分かりやすい。
僕が良く見てるのは谷やんこと谷崎鷹人(たにさき たかひと)さん。
大食いプラス料理のユーチューブ動画を配信していて、チャンネル登録者集145万人の人気ユーチューバー。
見ると分かると思いますが、料理の腕がマジハンパないっす。
包丁さばきとか、役立つポイント、知りたいポイント、つまづきやすいポイントなども動画内でさりげなく紹介してくれます。
「へええええええ。そうなんだー!」って思うような事もしっかり解説してくれて、本当にユーザー目線をしっかり持っている人。
動画自体もテンポよく小気味良く編集されているので、見ていて飽きる事がない面白い動画になってます。
外食は我慢しない
さて、節約が大事ですよーなんて言っても、実際の生活では付き合いで食事に行ったり恋人や友達と外食をする日もありますよね。
せっかく外食するなら基本的に我慢しません。
だって外食なのに財布を気にするなんて嫌だもん笑
一か月に使える食費を決めたと思いますが、更に使える外食費・交際費も設定しちゃいましょう。
ここでも月収入の割合から決めてしまうと楽です。
一か月の食費の設定は、月収入額×15%~18%に収めるのが良いという話でしたよね。
外食費は月収入の7%~10%に設定しましょう。
これで月にかかるトータルの食費(自炊、外食合わせて)が25%前後になります。
1か月にかかる食費合計は月収入の25%以内
月収入の25%という数字が日本の食費平均額です。※総務省統計局 家計調査報告(家計収支編)平成29年(2017年)より
こういう数字の目安が分かれば、自分自身が食費にどれぐらいの割合を使っているのか分かりますね。
余った分は貯蓄や投資に回す
あれ?今月結構お金が余ったな・・・。って時も出てくるかと思います。
僕の場合ですが、余ったお金は貯金か投資に回しています。
貯金はそのままの意味ですが、投資というのは株とかそういうのではなくて本などの書籍購入費、ブログを書くのに必要なツールの購入などを指します。
余ったお金を貯めてセミナー参加費にする、資格の取得勉強に充てるなども出来るようになるはずです。また、服など衣類に充てる事も良いですね。
自炊を続けるコツ
なかなか続けられない自炊。
初めの方は「俺料理やってるぅぅぅぅぅぅぅ」感が楽しかったりするのですが、やっぱり疲れている時とか面倒な時が間違いなく出てきます。
そんな自炊を続けていくコツっを紹介します。
目標は自分が気持ちよくなれる事に設定する
自炊に限らず何事も目標設定は、自分自身が気持ちよくなれる事に設定すると良いです。
気持ち良くなれる事っていうのは、今までの経験を振り返ると見つかるはず。
スポーツを続けてきた人なら続けてきた理由があるし、筋トレを続けている人なら続けている理由が。
分かりやすく言えば、自炊を続けることで何を得られるか?どんな未来が待っているか?を想像するのが良いですね。
自炊を続けたら将来大事な人が出来た時に、「一人暮らし時代にこれよく作ってたんだよね♪」とかエピソードも込みで料理を作ってあげる事も出来るようになります。
自炊がめんどくさい時も、いま頑張って自分で作っちゃえば〇〇円浮く!これで来月のイベントの足しにすんぞ!
とか、自分に直結することを考えましょう。
まあそれが故にサボる事も出来るわけですが、そんな時はスーパーの惣菜など出来合いの物を上手く取り入れる事もアリだと思います。
米だけは炊いとけ
スーパーの惣菜を買うにも、惣菜単品を買うのと弁当を買うのでは大きく値段に差が出ます。
一人暮らしなら惣菜の量もそんなに多くなくて済むので、コロッケ2個とかシュウマイ6個入りとかで十分。
ただし米があれば。
米が無ければ惣菜だけでは物足りないってことになって、ご飯付きのお弁当などを買う事になります。
そうなると200円ぐらい上がるんじゃないかな?
食材は冷凍しようって話もしましたが、米も冷凍対象の一つ。
小分けにして冷凍をする癖をつけちゃいましょう。
実際に節約に使える食材と料理たち
実際に一人暮らし歴が長い僕ですが、基本的に一回料理を作れば2日ぐらいはその料理で生きていけます。
一回の料理で大量に作ってしまうイメージ。
それを成し得る事が出来る食材とこれがあれば万能!っていう必須調味料を紹介していきます。
卵
日本人みんな大好きの卵です。(アレルギーの方はごめんなさい)
卵さえあればどんな料理にも対応出来ます。TKGという最強メニューも出来ますしね。
定番のオムライスからスクランブルエッグなど、本当に何でも使えます。
カレー、シチュー
カレー、シチューも一人暮らしには定番でしょう。
僕の場合はカレーを作るとなったら、市販のルウひと箱分=約12皿分一気に作っちゃいます。
これで当日の夕飯~翌々日の夜ぐらいまで済みますからね。
更に、最後の方とか微妙な量になってきたら麺つゆとか入れて、カレーうどんやカレーそうめんなどの麺類にも代用できます。
当然食べきれない分を作っているので、タッパーなどに小分けにして冷凍庫行きです。
もやし
もやしも一袋10円台とかなり安い一人暮らしの強い味方の代名詞です。
肉ともやしを塩コショウで炒めただけの簡単レシピの量増しにも使えますし、何より栄養も多く旨いです。
さっと茹でて塩とゴマ油を和えただけのもやしも、小皿として簡単に出来て非常に重宝します。
もやしも何に入れても邪魔しないというのが良いですね。
納豆
納豆も安くて美味しく、栄養豊富な食材。
ド定番のおかめ納豆 極小粒ミニ3パックなどは68円ですからね。
朝、昼、夜いつでも行けますし、ご飯にもうどんにもそうめんにも何に入れても美味しいです。
砂糖、塩、醤油、酒、みりん、味噌
お料理の基本用語さしすせそだと以下の通り
- さ=砂糖
- し=塩
- す=酢
- せ=醤油
- そ=味噌
ですが、僕はお酢はほとんど使いません。
その代わりに料理酒とみりんが必須で入ります。
砂糖、塩、醤油、酒、みりん、味噌の6品あれば十分です。
これがあれば炒め物から煮物、何でも対応出来ます。
この5個の調味料は絶対持っていて間違いない調味料です。
うどんは白だしと醤油、酒、みりんで最強に旨い
夏の暑い時期にツルっと食べられるうどん。冬の寒い時期にはあったかい出汁で食べるのも本当に美味しくて「日本に生まれてきて良かった・・・」って思う瞬間でもありますよね笑
うどんのつゆなのですが、市販の麺つゆも勿論美味しいのですが白だしと醤油、酒、みりんでうどんつゆを作ってみて下さい。
マジで旨いっす。
量はいつも適当に作ってしまうので、ちゃんと量った事はないのですが目安として
白だし 大さじ4杯
醤油 大さじ1杯
酒 大さじ1杯
みりん 大さじ1杯
水 180cc
を鍋に入れて火にかけて、アルコールが飛べばオッケー。
味見をしてみて味が濃いと感じたら水を足してください。
冷やしうどんにしてもめちゃくちゃ美味しくて、納豆・オクラ・ネギを入れてネバネバうどんもめっちゃ美味しいですよ。
まとめ
一人暮らしの食費節約方法や、みんなの食費平均額をお話してきました。
今回の話をまとめると
- 1か月に使えるお金を決めちゃう
- 自炊・外食合わせて月収入の25%以内
- 冷凍
この3点が節約に重要です。
せっかく一人暮らしをしていても、お金の心配があると全然楽しくないし不安な事ばっかりになってしまう事もあります。
節約をする目的は人によると思いますが、節約をするというのは「ひもじい思い」をする為ではなく、自分自身の生活に余裕を持たせて日々の暮らしを良くするためにするものと思います。
続けていけばその生活に慣れて、新しい楽しみが出来たり新しい発見をする事も多いです。
実際に僕は食材を刻む楽しさに目覚めてしまい、玉ねぎ・ネギなどあればあるだけ刻んでしまうという新しい自分を見つけました笑
更にそれを、超弱火で時間を掛けて炒めて甘さを引き出していく、あの感じにもハマってしまい休日に時間がある時はそんな事ばっかりしていますね笑
あなたも自炊する事で新しい自分に出会えるかもしれません。
更にそれが節約となれば、一石二鳥にも一石三鳥にもなります。
良き一人暮らしを!